稲倉石古戦場

   

厚沢部町字峠下周辺  地図

稲倉石古戦場 明治元年11月12日、館城攻略を目指す松岡四郎次郎率いる東軍と、松前藩の戦闘が行われた。
松前藩は今井興之丞を隊長に100名余りの兵で、狭い谷底の道を封鎖して大砲を設置し、20メートル余に丸太の柵を設置し、網で宙吊りにした丸太を落下して攻撃を食い止める仕掛けも作り迎え撃ったが、松岡隊は陣地左右の急峻な岩山に兵を配置し、谷底の松前藩を狙撃したことにより、不意を突かれた松前藩は陣屋に火を放って退却した。
この結果、松岡隊は鶉村まで進軍し、館城の攻略に成功した。
碧血碑 旧松前藩士・蠣崎知次郎ら有志により建立された松前藩戦死者の慰霊碑。
大正8年(1919年)8月建立。
当初の建立地がダム建設により湖底に沈むことになったため、現在地に移された。