太夫浜

   

新潟市北区太夫浜2010  地図

明治戊辰西郷隆盛宿営地 西郷隆盛が宿営したと伝わる地。
明治元年8月11日新潟に到着した西郷隆盛は、新潟沖に停泊した後、16日に松浜に移動し坂井七左衛門家に陣を構えたと伝わっている。
松浜で薩摩藩の指揮を執っていた西郷のもとには、新発田の西軍本営から黒田清隆たち参謀が訪れて、今後の東北進軍について相談したという。
西郷が太夫浜に滞在したという史料は残っていないが、地元の古老が「松浜からやって来た西郷が太夫浜の神田喜左衛門家に1・2泊した」と語っている。
1ヶ月ほど松浜に滞在し、9月9日頃に松浜を出発して米沢・庄内へ向かった。
この碑は昭和5年(1930年)9月「西郷の門弟」と名乗る松田武五郎と西郷が滞在した神田家の精太郎(喜左衛門の孫)によって建立された。