塚越家墓地

   

高崎市倉渕町岩氷652周辺  地図

塚越市右衛門墓 岩氷村名主。
本名市五郎。
小栗上野介が遣米使節で渡米の節は山を売って餞別を贈り、小栗は帰国後返礼に渡米土産の洋盆を贈っている。
明治元年3月4日、暴徒の頭に脅されて、近所の村人たちと共に小栗襲撃に加わり自宅に一番近い本陣椿名神社の杜に狩り出された。
ところが小栗上野介と又一が指揮する歩兵20余名が攻めて来て、暴徒側は壊滅、死者4名を残して逃走した。
市右衛門は鎮守の森の烏川の左岸にはりついていたが、危険が迫ったため、川に飛び込み、潜水して右岸に逃れたが、小栗方の射撃が命中し、壮絶な死を遂げた。
享年不詳。