若松町

   

函館市若松町33-6  地図

土方歳三最期之地 この近辺は、おおよそ五稜郭と千代ヶ岡陣屋を結んだ延長線上に位置する。
「一本木関門」は、当時の箱館市街地と五稜郭域を隔てる関門の一つであった。
明治2年5月1日、箱館市街地へ向かった土方歳三は、ここを騎馬で通過し、その後に腹に二発の銃弾を受けて戦死したと伝わる。
だが実は、その場所も、その時の様子も明確ではない。
関門付近というのが定説だが、元新選組隊士中島 登の「覚書」には「異国橋辺に至り、遂に銃丸に当り落命」と書かれている。異国橋は現在「十字街」と呼ばれる市街地の中心部である。
土方は、京都以来の新選組の同志、安富才助らごくわずかの人数を従えていただけであった。