極楽寺

   

柏崎市若葉町2-1  地図

石井勇次郎墓 新選組。
弘化3年(1846年)1月5日、桑名藩士石井文弥の長男として、江戸で生まれる。
直心影流剣術を使い、安政元年(1854年)に家督を相続して御馬回役を務めるが、江戸開城を前に脱走して鴻ノ台の旧幕府軍に加わる。
土方歳三とともに北関東を進軍し、宇都宮城を攻略したさい腰に被弾した。
その後、会津から柏崎におもむいて桑名藩致人隊に属し、北越などに戦って負傷を重ねるが、会津から仙台に向かい、9月中旬に入隊した。
蝦夷に渡航し、嚮導役に任命されて峠下、七重に戦う。
12月には差図役下役となり、明治2年4月頃の編成で差図役並となるが、5月15日に弁天台場で降伏。
弘前の薬王院に収容され、東京に送られて旧藩に引き渡しとなり、明治3年(1870年)1月に放免された。
三重県職員などを経て新潟県に移り住み、明治36年(1903年)6月17日に死亡。
享年58歳。
『戊辰戦争見聞略記』を残す。