柏崎陣屋跡

   

柏崎市大久保2丁目5-20周辺  地図

柏崎陣屋跡 柏崎は桑名藩の飛び地であった。
鳥羽伏見の戦いで徳川慶喜は、会津藩主松平容保、桑名藩主松平定敬の兄弟を伴い敗残兵を大坂に残し江戸へと帰ってしまった。
その後、容保は会津に帰って謹慎したが、定敬は深川の霊巌寺に謹慎した。
京に近い桑名藩が、定敬に相談せず西軍に降伏・開城し、領地に帰れなくなったためである。
いつまでも江戸にいるわけにもいかないため、定敬は飛び地である柏崎へ向かうことにした。
明治元年3月8日、定敬は藩士約100名を連れ品川を出て箱館を経由し、3月末日に柏崎に入った。