萩市大字土原606 地図
前原一誠墓 | 長州藩。 天保5年(1834年)3月20日長州藩士・佐世彦七の長男として生まれ、前原氏を相続する。 安政4年(1857年)松下村塾に入門し、松陰の処刑後は長崎で洋学を修め、のちに藩の西洋学問所・博習堂に学ぶ。 文久2年(1862年)に脱藩し、久坂玄瑞らと共に直目付・長井雅楽の暗殺を計画する。 その後は高杉らと下関に挙兵して藩権力を奪取し、用所役右筆や干城隊頭取として討幕運動に尽力した。 戊辰戦争では北越戦争に出兵し、参謀として長岡城攻略戦など会津戦線で活躍し、賞典禄600石を賜る。 維新後は越後府判事や参議をつとめるが、徴兵制に反対し萩へ帰郷する。 明治9年(1876年)奥平謙輔とともに不平士族を集めて萩の乱を引き起こしたが、即座に鎮圧されて捕らえられ、12月3日萩にて斬首刑に処された。 享年43歳。 贈従四位。 |