及位古戦場

   

真室川町大字及位401-2周辺  地図

戊辰の古戦場跡 明治元年7月11日、西軍は秋田藩領から三方面に分かれて攻め込んで来た。
雄勝峠から羽州街道を進撃した本隊は主寝坂峠に陣を構えた東軍(仙台藩、米沢藩、上山藩、新庄藩)に攻めかかったが天険の地で西軍は攻めあぐんだ。
一方、長州藩の桂 太郎が率いる一隊は早朝、旧及位から塩根川沿いに2キロ下流の鏡沢集落に現れた。
桂隊は院内銀山から、前森山の西側山中を踏破した。
鏡沢は仙台藩と新庄藩が守っていたが、西軍と内通していた新庄藩兵が突然、仙台藩兵に銃火を浴びせた。
仙台藩兵は潰走し、桂隊は金山宿の入口にあたる森合峠に進出した。